| 5乗6乗と次数が結構高いものなので,
α+β+γ,αβ+βγ+γα,αβγでもって計算するよりは次の方法のほうがいいと思います. 以下,S_n=α^n+β^n+γ^nとします.
α^2+β^2+γ^2=(α+β+γ)^2-2(αβ+βγ+γα)として求めておいて,
α,β,γを解にもつtの3次方程式 t^3+pt^2+qt+r=0で,
t=α,β,γについて代入したものを足し合わせると, α^3+pα^2+qα+r=0 [ア] β^3+pβ^2+qβ+r=0 [イ] γ^3+pγ^2+qγ+r=0 [ウ]
S_3+pS_2+qS_1+3r=0 S_3=-(pS_2+qS_1+3r) これで,S_3が求まります.
次に,[ア]×α [イ]×β [ウ]×γ としたものを足し合わせると, S_4+pS_3+qS_2+3rS_1=0 S_4=-(pS_3+qS_2+3rS_1)
として,S_4が求まります. これを繰り返せば,S_5,S_6が順にもとまっていきます.
エレガントではないでしょうけれど・・・.
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