| 2006/05/05(Fri) 15:43:34 編集(投稿者)
■No11603に返信(カスピさんの記事) > 次の問題の解き方を教えてください。 > 不等式x^2+y^2≦1の表す領域全体が不等式(y-tx+2t)(y-x+t-1)≧0の表す領域に含まれるような実数tの値の範囲を求めよ。
(y-tx+2t)(y-x+t-1)≧0 より y≧t(x-2) y≧x-t+1 又は y≦t(x-2) y≦x-t+1 従って条件を満たすためには 直線 y=t(x-2) (A) y=x-t+1 (B) がいずれも 円 x^2+y^2=1 (C) の (i)上側にある (ii)下側にある のいずれかであればよいことになります。 ここで(C)の中心である原点と、直線との間の距離をL1,L2とすると(i)(ii)いずれの場合についても L1=|2t|/√(t^2+1)≧1 (D) L2=|1-t|/√2≧1 (E) (D)より t≦-1/√3,1/√3≦t (E)より t≦1-√2,1+√2≦t ∴t≦-1/√3,1+√2≦t (F) よって直線(A)が点(2,0)を通ることと、直線の傾きが1であることに注意する(図を描きましょう)と
(i)のとき (D)(E)、つまり(F)を考慮に入れると、直線(A)の傾きが負であり、かつ(B)のy切片が正であればよいので t<0 (G) -t+1>0 (H) これらと(F)を連立させて t≦-1/√3 (ii)のとき (i)と同様に考えると、直線(A)の傾きが正であり、かつ(B)のy切片が負であればよいので t>0 (I) -t+1<0 (J) これらと(F)を連立させて 1+√2≦t
以上から、求めるtの値の範囲は t≦-1/√3,1+√2≦t
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