| 一般に、確率pの事象が初めて起こるまでの試行回数の期待値は1/pです。 (計算は Σ[n=1〜∞]{n・(1-p)^(n-1)・p}=1/p) 最初は未出の目が出る確率は8/8ですから、最初に未出の目が出るまでの 試行回数の期待値は1/(8/8)=8/8 (最初の1回は必ず未出の目が出るという当り前のことです) 残りの未出の目は7つですから、その後に未出の目が出る確率は7/8 従って、次に未出の目が出るまでの試行回数の期待値は1/(7/8)=8/7 同様に その後3つ目の未出の目が出るまでの試行回数の期待値は1/(6/8)=8/6 その後4つ目の未出の目が出るまでの試行回数の期待値は1/(5/8)=8/5 その後5つ目の未出の目が出るまでの試行回数の期待値は1/(4/8)=8/4 その後6つ目の未出の目が出るまでの試行回数の期待値は1/(3/8)=8/3 その後7つ目の未出の目が出るまでの試行回数の期待値は1/(2/8)=8/2 その後8つ目の未出の目が出るまでの試行回数の期待値は1/(1/8)=8/1 となりますので、全ての目が出揃うまでの試行回数の期待値は 8/8+8/7+8/6+8/5+8/4+8/3+8/2+8/1=761/35回 (約21.7回) となります。
|