| 正しいです。
tはn^3・2^kと表せない自然数とします。 このとき、2^(1/3)+t^(1/3)は整数係数9次方程式 x^9-3(t+2)x^6+3(t^2-14t+4)x^3-(t+2)^3=0の解です。 この式の左辺はω=(-1+i√3)/2として (a)=x-2^(1/3)-t^(1/3) (b)=x-2^(1/3)ω-t^(1/3)ω^2 (c)=x-2^(1/3)ω^2-t^(1/3)ω (d)=x-2^(1/3)-t^(1/3)ω (e)=x-2^(1/3)ω-t^(1/3) (f)=x-2^(1/3)ω^2-t^(1/3)ω^2 (g)=x-2^(1/3)-t^(1/3)ω^2 (h)=x-2^(1/3)ω-t^(1/3)ω (i)=x-2^(1/3)ω^2-t^(1/3) の9個の式の積になっています。 2^(1/3)+t^(1/3)が整数係数三次方程式の解ならば、 上の9個の式で(b)〜(i)のうち二つと(a)を掛け合わせて 整数係数の多項式にならなければなりません。 組み合わせ28通りについて全部調べてみると、 28通りのうち積の定数項が実数になるものは (a)(b)(c), (a)(d)(g), (a)(e)(i), (a)(f)(h)の4組 (このとき全係数が実数になります)となります。しかし (a)(b)(c)は一次の係数が-3(2t)^(1/3) (a)(d)(g)は二次の係数が-3・2^(1/3) (a)(e)(i)は二次の係数が-3・t^(1/3) (a)(f)(h)は定数項が-{2^(1/3)+t^(1/3)}^3 なので、いずれも整数係数になりません。 よって2^(1/3)+t^(1/3)が整数係数三次方程式の解になることはありません。 従って、2^(1/3)+a^(1/3)が整数係数三次方程式の解になるならば、 aはn^3・2^kと表せることになります。
# a=n^3のとき(a)(e)(i)の形の三次方程式、 # a=2n^3のとき(a)(f)(h)の形の三次方程式、 # a=4n^3のとき(a)(b)(c)の形の三次方程式になります。
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